2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

壊れっぷりが素晴らしい! 「地球を守れ!」

これは凄い。何が凄いかと言うと、その壊れっぷり。 物語からして半端じゃない。 地球は今、地球人の皮を被った異星人に侵略され始めている! そう信じ込んでいる若者が「こいつは異星人に違いない!」と思いこんだおじさんを無理やり拉致・監禁・拷問してし…

勝負師たちの生々しい人間ドラマ 「勝ち将棋鬼のごとし」

この本はタイトルがいいですよね〜。 私は大昔にこのタイトルに惹かれて買って以来、ずっと河口俊彦本のファンです。 彼の本が凄いのは将棋専門書でありながら私のように将棋が全く分からなくても棋譜を飛ばして本文を読んでいるだけで凄く面白いところ。 な…

夢一杯の広告業界 「銀座界隈ドキドキの日々」

本書は、和田誠が、多摩美からライトパブリシティに入り、そして独立するまでの自身の体験を書いた物語。 舞台は経済が右肩上がりの1960年代〜。 広告の世界もまだまだ真っさらで、和田誠の目前を向秀男、細谷巌、田中一光、篠山紀信、秋山晶などなど・・・…

出色の組織論 「パンクラス15年の真実」

パンクラスは、移り変わりの激しいプロレス・格闘技の世界でなぜ15年もの間、存続できたのか?未だ、ブランドとして価値を残し、北岡悟みたいなイキのいいキャラを排出できるのか?これを読むとよく分かる。いやぁ、面白かったです。 印象的だったのは、船木…

橋本龍太郎の素顔 「寿司屋のかみさんと総理大臣 内緒の話」

ある日、「かみさん」の手元に届いた一枚の愛読者カード。裏をめくると差出人のプロフィール欄の職業「その他」に丸がしてあり、その横に細かい字で「内閣総理大臣・橋本龍太郎」という署名があった。 ビックリした「かみさん」が調べてみると・・・ こんな…

沢村忠がいなければ・・・ 「真空飛び膝蹴りの真実」

これを読むと沢村忠が、本当に強くて、カッコ良い男だったんだ、ということが分かります。 それにしてもこの本を読むまで知りませんでしたが、藤原敏男との一戦は実現してもらいたかったですね〜。 ※「真空飛び膝蹴りの真実 “キックの鬼”沢村忠伝説」 http:/…

「スター・ウォーズ」の100倍面白い! 「レッドクリフ PART2」

前作で丁寧に描かれた登場人物の個性的なキャラクターと彼ら一人ひとりが背負う様々な物語がPART2で「赤壁」という巨大な見せ場に向けてモノ凄い勢いで収斂されていく。 加えてこれまで頭の中で想像するしかなかったものが目前で大スクリーンで次々映像化さ…

緑魔子のセリフがたまらない 「最后のダンスステップ(昭和柔侠伝の唄)」

この曲は高校時代に、ヘッドフォンで何度も何度も、繰り返し聴きました。 あがた森魚と言えば、私にとってはコレ。天才ですよね。 ※「最后のダンスステップ(昭和柔侠伝の唄)」あがた森魚 ↓ http://www.youtube.com/watch?v=wW2E7illVdg

エンケンは今も・・・ “夢よ叫べ”

フォークと出会ったのは中学二年のとき。同じクラスのサコンという剣道部の奴に、「春夏秋冬」のLPを貸してもらったのが初体験でした。 泉谷しげるに無暗に感動した私はあがた森魚、三上寛・・・そして遠藤賢司に出会ったのでした。(なぜか当時は、拓郎とか…

天才!「1・2のアッホ!!」

不世出の天才という言葉は、コンタロウのためにあるような言葉だと思う。「1・2のアッホ!!」が週刊少年ジャンプに登場した時の驚きと喜びは今も忘れ難い。 嗚呼、波目くんよ、永遠に! ※「1・2のアッホ!!」 http://www.ebookjapan.jp/shop/title.asp?titleid…