2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

チェブラーシカ

ロシアが生んだ人形アニメの大傑作。チェブラーシカはもちろん、わにのゲーナのキャラが最高にいい!胸がキュンとなる切なくなる所が、何ともたまりません。 それにしても、何でこんなに可愛いアニメなのにこんなに音楽が暗いのでしょう???さすが、ロシア…

大いなる河の流れ

カナダのアニメーションの巨匠、フレデリック・ バックが 実に6年もの歳月をかけて制作した短編(!)映画。 本作品は、 北アメリカを流れるセント・ローレンス河の 太古の昔から現代に至るまでの変遷を、 河をとりまく人間の文明の進化に絡めて ノンストッ…

アニメージュ

懐かしい創刊号のビジュアル。当然、宇宙戦艦ヤマトが表紙ですな。 日本で「アニメ」という言葉が当り前になったのは、「宇宙戦艦ヤマト」の登場、その新作映画化を受けての「アニメージュ」の創刊によることが大きいと思う。 それまでは「動画」または「ア…

悦楽共犯者

クレイジーキャッツ時代の谷啓は、実は人一倍恥ずかしがり屋で、特に食事をしているところを人に見られるのを極端に嫌がったという話を聞いたことがある。 食べるという行為は本来は恥ずかしいことだ。と、確か、ビートたけしも言ってた。 セックス、排泄、…

パッチギ!

これぞ、映画史に残る大傑作! 心が揺さぶられるとは、まさにこのこと! キョンジャの小首をかしげて 「何で・・・?」 には鳥肌が立ちました。 ※「パッチギ!」 http://www.pacchigi.jp/first/ ↑この時の沢尻エリカ、最高でしたね。あと光石研!

クローズ ZERO

恥ずかしながら原作も映画のことも殆ど知らなかったのですが地元TSUTAYAで旧作回転率1位だったので借りてみたら・・・これが、とてつもなく面白かった。 オリジナルシナリオとのことだが原作が凄くよくできているのでしょうね。そもそもの設定と世界観が素…

川本喜八郎の「道成寺」

「アニメーション」という言葉を聞くと私の場合、最初に想起するのは、実は人形アニメ。それも、川本喜八郎の「道成寺」だ。 マンガも文学も映画も、極力少ない情報で受け手にイメージを完成させる、というのがアーチストが目指すべき境地なんだろうと思うの…

長靴をはいた猫

これぞ東映動画、永遠の大傑作! 波瀾万丈、大スペクタクルの物語の中でキャラクターに魂が吹き込まれ、活躍するさまは信じられない素晴らしさ。 動画が好きで好きでたまらないクリエイターたちが集結して、存分に力を発揮した、そんな熱さと楽しさがスクリ…

わんわん忠臣蔵

おそらく生まれて初めて観た東映動画は、これ。今でも、思いだすと、胸の奥にワクワクした感情が湧きあがります。 特にラストのジェットコースターでの犬のロックと虎のキラーの死闘は忘れがたい。 聞けば、宮崎駿が入社後最初に携わった作品とか・・・「こ…

タイガー・ザ・グレート

アニメ版「タイガーマスク」最高のクライマックス、それが最終回の「去りゆく虎」。 虎の穴のボスにして、技・力・反則の3つを兼ね備えた「虎の穴」最強のレスラータイガー・ザ・グレートがタイガーマスクを殺すため(!)に遂にリングで対峙する!!! 胸を揺…

タイガーマスク

子ども〜中高生くらいの時期まで、夏休みとかに行われるリピートの度に、繰り返し繰り返し観ておりました。 ただ、当時はビデオもなかったのでその都度必ず肝心な回(注1)を、見逃しては、切ない想いをした覚えが・・・。 今考えても、梶原一騎の原作は凄…

それはそれ これはこれ

島本和彦の名作(?)コミックを、原作のテイストと勢いそのままに見事に映像化した大傑作! 島本和彦の言語感覚は抜群でキーとなる言葉をチョイスして過剰な意味を含めて視覚化する達人。 本作の凄いのはそのセンスと手法までひっくるめて映像化してしまっ…

御馳走帖

先日、京橋の明治製菓本社ビルにお邪魔する機会があった。 同社の1階には、歴代の商品がズラッと並ぶショーケースがある。たまたま、それを見ていて、缶詰を発見。内田百輭の「御馳走帖」を思い出し、急に嬉しくなった。 書かれていたのはこんな内容だった…

小津安二郎

「その作品をまた観たくさせる」というのが、良い評論だと、私は思っている。 この本はまさにそう。 小津の映画作りのノウハウのルーツは、谷崎潤一郎の「文章読本」にあるのではないか、という話が特に面白かった。 - 隠された部分を推しはかれる能力が大き…

「コミック昭和史」

太平洋戦争について史実を追うことは後世の我々にもできるが生身の人間として五感で感じたこと、味わった思いはその場にいた当人しか再現できない。 戦争を体験した一人一人の方にその人の立ち場、フィルターを通したオリジナルの物語があるのだと思う。 こ…

妖怪と歩く ドキュメント・水木しげる

ノンフィクション作家・足立倫行が2年間、水木しげるに密着して、彼の人となりを描いたルポルタージュ。 タイトルの「妖怪」とは「水木しげる」を指しているのでは?と思わせるような一冊。 戦争、片腕傷痍軍人、紙芝居作家、貸本マンガ家、大ヒットマンガ家…

プロレス「監獄固め」血風録

正直、私は「マサ斎藤」のことをいつも長州のうしろにいる、パンチドランカーのような、ロレツの回らぬおっさん・・・ただただそう思っていたのですが、 実はアメリカで徒手空拳、偏見や人種差別の中で戦い勝ち抜き、トップに上り詰めた凄い日本人レスラーだ…

七勝八敗で生きよ

ミスタープロレス・天龍源一郎の本。 相撲からプロレスへの転籍の話、相撲の「かわいがり」の話、ジャイアント馬場、アントニオ猪木、ジャンボ鶴田について、ハッスルや現代の若手レスラーへの意見、プロレスの本質、いろいろ書いてあって面白い。 読むと気…

門茂男のザ・プロレス

門茂男は、内外タイムス、東京スポーツとプロレス記者の道を歩み、力道山の寵愛を受けた人。 このシリーズはその彼が、力道山時代からその弟子の馬場・猪木の時代まで自分の見聞きしたことを、そのまま書いちゃったというドキュメントシリーズだ。 何せ大御…

C級さらりーまん講座

こういう人が会社の隣の席にいたら怖い。 山科けいすけは天才です。 ※「C級さらりーまん講座」小学館 http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solc_dtl?isbn=4091791611 ↑変なおじさんキャラの宝庫。顔だけで笑わすなんて凄いです。

サラリーマン専科

東海林さだおの描くおじさんは素晴らしい! こういうおじさんはもういなくなりましたね〜、・・・と思ったら俺か? ※「サラリーマン専科」 講談社 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_list.jsp?n=20&type=t&a=&t=&word=%83T%83%89%83%8A%81%5B%83%7D%83%…

よってたかって古今亭志ん朝

タイトルは、弟子たちが「よってたかって」、今は亡き志ん朝の思い出を語る、という意味。 座談を本に起こしたもので、企画から出版まで3か月だったとのこと。面白い企画で感心した。 もちろん中身の方も面白い。参加したのは、志ん五から、最後の弟子朝太…

ベラボーな生活-禅道場の「非常識」な日々

お寺の住職であり、 芥川賞作家でもある玄侑宗久が 自身の体験を元に、 禅道場の日常を書いたエッセイ。 実は禅寺修行については「何が行われているのか」が書いて本はあるが「どんな暮らしなのか」 「そこで暮らすことで自分の中で何が生まれるのか」が書い…

女子プロレス終わらない夢―全日本女子プロレス元会長松永高司

全女創設者・松永会長が 団体の誕生から終わりまで、 それと絡めて人生を語った 貴重なインタビュー本。 松永会長と言えば日本に女子プロレスを誕生させ、マッハ文朱、 ビューティ・ペア、 ミミ萩原、 ジャガー横田、 デビル雅美、 クラッシュギャルズ、 ダ…